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「ねぇクロウ、思うんだけど、体格の差からいってここは俺が上なんじゃないかな?」
「いや、筋肉差でいったらオレの方が上だと思うぜ。それにオレとお前じゃそんな体格変わらない」
「でも俺の方が経験値高いし」
「……オレの童貞、お前にもらってほしいんだよ」
「く、クロウ……」
「(ちょろい)」
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決して揺らぐことのない、淡い栗色の瞳がじっと俺を覗きこんでいた。トレードマークとも言える真っ赤な帽子のつばを深く傾けて、それでも俺から目を背けたことなんて一度もなかった、その双眸が呆然と突っ立っている俺の姿を映し出している。
かっと体が熱くなるようだった。地面がぐらぐらと揺れているようだった。お前の眼前にさらけ出されたこの感情はなんなのだろう?この衝動の名は?
小波は身を乗りだし、俺の肩に触れる。優しげな目尻を緩ませ微笑を浮かべた、何よりお前を大切にしたいのに、俺の気持ちはきっとお前をバラバラにしてしまうのだ。
待っててね、小波。私うんとキレイになって、貴方の隣に並んだってまったく恥ずかしくない女になってみせるわ。だからもうちょっと待っててね。アキさんにだって引けをとらない大人の女性に生まれ変わるんだから!
なんて小波に言ったら、龍可はそのままでも充分可愛いよ、アキにはアキの良さがあるように、龍可には龍可の良さがあるんだから、と笑って頭を撫でてくれたけど、この人はいろんな人間をたらしこんでいるくせに、とんだ鈍ちんなのだわ!と私は困り果ててしまった。いったいどうしたら、小波はこの一生に一度のプロポーズを受け取ってくれるのかしら?
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