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腐っている、とジャックは吐き捨てた。ここは腐っている、こんな場所すぐにでも沈んでしまえばいいのだ。
そう口にしたジャックの、整った造形が苦しげに歪むのを見て、綺麗なものは、崩れても綺麗なものか、とクロウは思う。
男を相手にこのような形容をしてしまうのは少し可笑しい気もしたが、実際ジャックという男は、サテライトにはあまりに不似合いな程美しい男だったので、やはり妥当なのだろう。
自分より頭一つ分ほども背が高い友を眺めながら、これに比べ自分はいかに幼くちんちくりんで醜いものかとクロウは恥じた。
そして同時に、己に学がないこともまた同様に悔しく思うのだった。
今自分が持っている語いの全てを使っても、この男の容姿を上手く表現することはできないだろう。そのことが、クロウには何故か歯がゆくて仕方なかったのである。
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待っててね、小波。私うんとキレイになって、貴方の隣に並んだってまったく恥ずかしくない女になってみせるわ。だからもうちょっと待っててね。アキさんにだって引けをとらない大人の女性に生まれ変わるんだから!
なんて小波に言ったら、龍可はそのままでも充分可愛いよ、アキにはアキの良さがあるように、龍可には龍可の良さがあるんだから、と笑って頭を撫でてくれたけど、この人はいろんな人間をたらしこんでいるくせに、とんだ鈍ちんなのだわ!と私は困り果ててしまった。いったいどうしたら、小波はこの一生に一度のプロポーズを受け取ってくれるのかしら?

ジャックという男は、性格に少々難があることを除けばほとんど完璧な人間であった。
神様もこの男の外観を良くするくらいなら、バイトを最低一ヶ月は続けられる忍耐力を備えてくれればよかったのに。覆いかぶさるジャックの美しい顔を見上げ、クロウは内心毒づく。
さらさらと流れる金髪が眩しかった。
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